ザクロの写真を撮った同じ路地で 空き地があり 車が1台止まっていた その奥に柿木があり柿が沢山重そうに実をつけていた なるほど実りの秋というだけあっていろいろの実がなることが分かる 特に柿の実は日本の秋の代表的な風物だろう 柿のあのバーミリオンというか朱色は遠くから見ても美しく 花と同じような効果がる 沢山なった柿もきれいだが 初冬の青い空に1つだけ残った柿も情緒があっていい
日本の柿のほとんどは渋柿であるという この柿もカラスの襲撃を受けていないところを見ると渋柿なのであろう
理科の助手さんにHさんがいた 福島県会津若松の出身であった お国では ミシラズガキ という柿が特産だそうである ミシラズガキは 昔は東京でも売っていて私も食べたことがある 私が食べたものは 小ぶりのまん丸で 色が薄い柿であった ミシラズガキの所以は あまりなりすぎて 枝が折れたり裂けたりするくらい生るので 見知らず と名づけられたという なんだか けなげ過ぎて可哀想な感じがする 会津若松では この柿が生ると 渋抜きにアルコールを使うので 町中がアルコールの芳香で満たされるという