柿(2)

あるテレビ番組によると 近頃は 柿は若者に人気が無いそうである 理由を若者にきくと 酸っぱさがないので インパクトがなくおいしく感じられない 置いておくとすぐ ぶよぶよ になり感じが悪い ギャルの1人は 歯の無いおばあさんが ぶよぶよの柿をすすって食べているのを見たとき ぎょっとしたなどと失礼なことを言っていた やわらかくなった柿の甘くておいしいのを知らないのかといいたかった
いま柿が 沢山出回っている ある記事によると 消費される柿の種類でナンバーワンは 富有柿 で 次に平核無(ヒラタネナシ) ナンバー3に次郎柿だそうである
あるスーパーに行ったらこの3種類が売り出されている 早速買って たべ比べて見た

左から 富有柿 平核無 次郎柿である 富有柿 と 次郎柿は 甘柿であるが ヒラタネナシは もともとは渋柿で渋を抜いたものである このヒラタネナシはいろいろな名前で売られている 新潟産のものは おけさ柿 山形産のものは 庄内柿 だから私の考えではこのヒラタネナシが一番食べられているのではないかと思う
富有柿 次郎柿は昔は 種がかなり入っていたがこのごろでは品種改良で種無しに近く種が1つぐらいしかはいっていない  買ってからしばらく置いておいたため 次郎柿が熟して 柔らかくなってしまった そのためか次郎柿が一番甘かった
正岡子規は柿が大好きで 有名な句 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 を残している 子規は病床中も投稿される俳句の選別の仕事をしていた 
三千の俳句を閲し柿二つ