会合(7)鳩山会館3


かねがねから不思議に思っていることがある それは 歴史上の人物 織田信長 豊臣秀吉 石田光成 徳川家康 源頼朝 などの肖像画が残っているが これは本当に本人に似ているのだろうかと言う疑問である 時の権力者が事実より立派に描きなさいなどと命じているかも知れない 秀吉について言えば 正装した秀吉と 醍醐寺で花見をしている秀吉とは全然似ていない感じである どちらが本当の秀吉なのであろう
この点 坂本竜馬 土方歳三などは写真が残っているので紛れも無く本人の顔が分かるのである 
鳩山会館鳩山一郎デスマスクを展示してあったが これも本人の顔を確実に後世に残す手段である ブリタニカによると デスマスクの造り方は 死に顔に油を塗りその上に石膏で固めて型をとり 後 石膏をはがすと 顔の凹型の像が出来る それにまた石膏を充填してはがすと デスマスクが出来る このようにして 有名な人物の像を永久に残すためにと ナポレオン や ベートーベン ヘンリー7世などのデスマスクが残っている
写真は鳩山一郎デスマスクで 私は かなり顔の大きな人だったと感じた ガラスケース越しに撮影したため 上の照明が写ってしまった このような時は角度などを変えて照明が写らないようにするとよい カメラマンとしては失敗作である
蛇足であるが ライフマスクと言うのがある 生きた顔型をとるのであるが デスマスクの方式だと かなり呼吸が苦しいと思われる