野菜の値上がり

金曜日に大田総理云々という番組がある 昨日は 大田総理の公約は 最近の天候不順による野菜の値上がりに “もし野菜が値上がりしたら 値上がり分を国がキャッシュバックします” というものであった たとえば レタス1こが標準値100円と決めたとき もし200円に上ったとき 領収書を役所に持っていけば差額の100円を補償するという法案である
賛成派は庶民が助かるというものであったが 反対派は事務手続きに膨大な費用がかかる 始終変動する野菜のようなものの標準値を設けるのは至難である 標準値を決められたら よい野菜を作る農家がいなくなる などなどであった
だが 肝心なことが議論に上ってこなかった それは なぜ高価なのか それは需要に比べて野菜が不足しているためである 政府が差額分を補償しても 野菜の絶対量は増えない事を論じた人が居なかったのだ
 崩壊前のソ連では ものを買うのに 行列が当たり前だった 物が不足しても値段が決められているので 国営のストアで安くは買える しかし買う人が物より多いので行列が出来るのだ 
行列をなくすためには 物をそれ相当の高価なものにすればいい 高いと買う人が少なくなるので行列は解消される でも物が値上がりするのでインフレ傾向になる
では ソ連のような行列が増えるのは ソ連型インフレとなづけるとしよう 
大田総理の提案である いくら野菜が値上がりしても結局 標準値で買うことができるというのは物が不足したままであるので ソ連型インフレになると思う 
かつて オイルショックにより トイレットペーパーや洗剤が不足することがあった これらの物は あまり値上がりしなかったので ソ連型インフレになった 人々行列して買いもとめたのである
大田総理の提案は 12:7で否決された 視聴者からの賛否も 提案反対の方が多かった