江戸っ子と現代人

江戸っ子は 宵越の金は持たない と言っていたそうです 稼いだ金は貯金せず全部その日のうちに使う なんという計画性のない生活態度だろうと思うかもしれません しかしその結果 通貨の流通は膨大であったことが想像できます 通貨の流通が膨大ということは 経済が膨大に発展したことになります 
事実 江戸の人口は100万をこえて 当時のロンドン80万 パリ50万をしのいでいたのです つまり世界一の大都会でした
貯金がないので 病気や事故のときは大変困るわけですが 江戸っ子の人情は厚く周囲で面倒を見てくれていました
日本経済が低迷しているのは 円高は大きく影響していますが デフレが止まらないことも大きな原因です その原因の1つに 今の日本人は貯金が好きで お金をあまり使わない傾向があると思います 0金利にしても貯金してしまうなら もっと金利を下げることが出来るでしょうか 数学的には マイナス金利 ということが考えられます つまり銀行にお金を預けておけば そのお金はだんだん目減りするということになります
そんなら箪笥預金の方がいいというかもしれませんが 大量の現金を持っているのは危険です 銀行には あずかってもらう手数料と考えればいいでしょう
とにかく貯金する人が減り 物を買う人が多くなるのは事実でしょう “かくしてデフレは解消され 日本は再び明るくなったのだ”(大田総理の真似)
もちろん 大変 乱暴な話ですので 笑い飛ばしてください