ガン

kutuzawa2010-01-23

NHKの番組で 何時だったか 立花隆氏が膀胱ガンになり 研究熱心な氏は 治療の傍ら ガンとは何であるかを徹底的に調べた結果をドキュメンタリーにして報じていた 人間の体の中には60兆個もの細胞が存在するが その古くなった細胞は新しい細胞に自分自身をコピーして 次々と新しいものと入れ替わって生きてゆく その細胞のコピーが完全なときはいいが 時々 コピーミスが起こる このコピーミスされた細胞は元の細胞でなく 中には悪魔のガン細胞になるものもある 無数の細胞が完全にコピーミスがないと言うことはほとんど不可能で ガン細胞は何時も造られていると言って言い 幸いに人間には免疫システムがあり 免疫システムは体内の異物をやっつける機能があるので ガン細胞も異物としてやっつけられてしまい ガンにならないですんでいる がその網目をくぐって生きたガン細胞はやがて発達してガンになってしまう
一方 この細胞のミスコピーは生物の進化に必要で いつも完全にコピーが行われていれば古いものと同じものがいつも出来ることになり 生物は進化しない 最初ブタの間での感染だけのウイルスが 人間同士の新型インフルエンザに進化したのも ミスコピーが起こったとためと思われる このようにミスコピーが時間とともに次々と起これば ついには祖先とまったく違うように見える生物が出現する
最近 日本の研究グループがシーラカンスの稚魚の撮影に成功したとのニュースが世界的に有名になった 
シーラカンス生きた化石と言われて 太古の昔からその姿を進化せずに残って今も生き続けているものである 人間で言えば 原人がそのまま生きているようなものである いや 原人のズーット ズーットまえからそのままの形で生きのびてきたのである
私の素人の考えであるが シーラカンスは 細胞のミスコピーが極めて少ない生物なのか またミスコピーに強力に対抗できる何らかの仕組みがあるのではないかと言うことである
素人が何を言うのかとお叱りを受けるのは覚悟ですが 私が言いたいのは ガンの撲滅に日夜研究されている学者さんは このシーラカンスの細胞を1度 研究されてみてはと思うのである 細胞のコピーミスを少なくする物質?が発見されればガンは自然と起こらなくなると思われるからである
写真はシーラカンス ウィーキペディアから お借りしました