蕎麦ボーロ

kutuzawa2009-09-22

せせらぎ茶屋は 公園に小川が流れるようになってからである その前は 京都の河道屋の 蕎麦ボーロを売っていただけであった 京都の河道屋は 元禄年間の創業であるというから大変な老舗である 緑道公園の店は この河道屋の支店なのであろう
鰊そばを食べたとき この蕎麦ボーロも買ってきた
広辞苑ではボーロ(ポルトガル語)であるが 袋にはボールとある 河道屋特有の訛りであろう これは 和風のクッキーで 洋風のクッキーと違うのはバターの味がしないことである だから味が淡白で和菓子の感じで 緑茶によく会う 洋風のクッキーは コーヒーや紅茶によく会うと思う これは カステラとパウンドケーキの違いと同じで カステラはバター味でなく パウンドケーキは沢山のバターを使うのと似ている
写真で見ると 蕎麦ボールは 梅形のものと 小さな饅頭形のものとがある 最初 これは穴あきの梅形のボールを造ったとき 真ん中を打ちぬいたもので造ったものが 小さな饅頭形 なのかと判断したが どうも考え過ぎのようである
蕎麦ボーロは 今やスーパーなどでも安く手に入るが この 河道屋のものは 一味違うと言う感じがした 

河道屋のホーム頁によると 蕎麦ボールが開発されたのは 明治初年だという