お正月

昔は 正月は 魚屋 豆腐屋 八百屋 乾物屋などのある商店街は 松の内は休みで 食べ物を買うにも 店が休みでは買えないので 大げさに言えば 餓死に追い込まれる これを避けるため 少なくとも 正月の 三が日は 正月を祝う食べ物を蓄えておく必要があった それで 保存のいい餅 おせち料理 を各家庭で用意したものである だから年の瀬は 食料を売る商店街 市場 デパートの地下売り場は 年内に食べ物を買う人で 現在と比較にならないくらい混んでいた
近頃では コンビニはもちろん 近所のスーパーなども元日から開いている これなら 暮れに 何も大騒ぎして用意しなくても 元日に 餅と お雑煮の具を買ってきて 食べればいいし お正月セットと称して かまぼこ 伊達巻などのセットも売っているので ついでに 買えばいい
つまり正月と普段の日が あまり変わらなくなってきた
昔のように 商店街も休みなり 新年になったことを 全国民的に祝う イヴェント性が薄れてきているといえる
“松竹 立てて 門ごとに” という 松竹も 普通の家では あまり見かけない
逆に お正月といって 大騒ぎをしているところがある テレビです