松竹立てて

kutuzawa2010-01-07

昔 四大節といって  お正月 紀元節 天長節 明治節 があった この日は授業がなく セレモニーだけがあった 小学生は 紅白の落雁をもらってきて 家に帰りたべるのが楽しみであった お正月の式歌は 例の “年の初めのためしとて 終りなき世のめでたさを 松竹立てて門ごとに 祝う今日こそめでたけれ”である
松竹立てて門ごとに というように ほとんどの家が 松竹を飾り 国旗を出していた 我が家でももちろんそうしていた 記憶をたどると 我が家の松竹は 竹が大きく 七夕のときの竹と似ていたと思う これを2本門前に立てていた 
正月が終わると 松竹は正式な処理法があると思うのだが 我が家では ご飯を炊くときの燃料にした からからに渇いた竹はよく燃えた 
現代は その風習が廃れてきたと思っていたが 気をつけて街中を見てみると かなりの家庭が 略式ではあるが門松をたてていた 竹との組み合わせでなく 松にシメナワ ウラジロなどの飾りを付けたもので 竹がないので 松飾 門松 は名前そのものであると思う

竹と松の門松はあるはずだと 思って歩いていると 前にも書いたことのある ナベオサミの家に来た ここに 小さいながら 立派な門松が飾ってあった 彼は地域の有名人であるから 少し特別なものにしたのであろう