白内障(病院にて4)

本日はいよいよ手術である 昨日 病棟に来たとき 片腕に ネームバンド が巻かれた 
名前のほか 病室 科名などが書いてある なんだか 家畜の耳印のような気がした 手術の時間前に 手術用の衣類に着替える それにも胸にネームプレートが付いている 点眼薬を渡されて 手術前に何回か15分おきに点眼する事になる 時間が来たが 看護婦さんが 眼科が混んでいて もう少し待ってください その間 点眼薬を引き続き行ってくださいと言う しかし ついに時間が来た kutuzawaさんは歩けるのですが 車椅子に乗ってくださいと言われる 車椅子に乗って押してもらっていると 病人という自覚のようなものが出てきた そして 眼科の手術室の扉が次々と開くと やはり重大な手術を受けるのだなと緊張する やがて いろいろな用具や測定器でものものしく武装された手術台が見えた 天上にはこれも いろいろな照明器具 手術台は1段と高いところにあるので 3段ほどの階段が付いていて それを登ってゆく なんだか急に体力が無くなったような気がして やっとの事で手術台に達する 手や足が動かないようにバンドで固定される 手や足や胸に測定器がつけられているようである 顔にも覆いがつけられた 執刀する医師は マスクをしているので よくわからないが 眼科部長先生のようであった そして質問してきた お名前は? 今日 手術する目は 右目ですか 左目ですか? 
手にはネームバンド 胸にはネームプレート そして本人から 名前を聞く なるほど 周到だなと感心する