物価上昇

今年のおせち料理が値上がりしているとテレビで報じていた 近頃は物が値上がりしていて 庶民の生活を脅かす事になると言う しかし 経済の高度成長期には絶えず物価が値上がりしたものだった これは経済成長に合わせてサラリーマンの給料が上がる サラリーマンだけが その恩恵を受けているのはおかしい 食料を初めてして 生産者も豊かになる必要があった そして物の値段が上がった 更に経済が成長すれば 給料 物価もそれに連れて上がっていった 高度成長期には物価の上昇はつきものであった もし給料と物価の差が前と変らなければ 経済成長の恩恵を感じない しかし この差は経済成長とともに給料の方がより大きく上がるので 人々は恩恵を受け 物がまた高くなったと不平は言うものの仕方がないと思っていた
しかし今度の物価上昇はこれと違う 原油の価額の上昇である これが原因で 風が吹けば桶屋が儲かる式にどんどん他に波及していった だから経済の成長と連動していないので 問題なのだと思う 人々の間に わかっちゃいるけど 不条理の気分があるのは否めない