WBC2

王 ジャパン がついに世界一になった この日は墓参があり その帰り上野の界隈をあるいていた 通りの一角で人々が屯し 道がふさがれたようになっていた 彼らは店のウインドウの中を覗いているようである なんだろうと覗こうとしたが 人が多くて見えない 後から考えてわかったのだが 人々はWBCのテレビをみていたのだ このような光景は力道山のプロレスの放映を思い出す 瞬間視聴率50%以上と言うことで 日本中が湧いたのだ 
思えば その昔 アメリカの3A サンフランシスコシールズが日本に来たことがあった 日本はプロ野球を糾合して オール日本チームを作り 7,8回対戦した すべて日本が負けてしまった 当時の剛球投手 連戦連勝の別所をアメリカは簡単に打ち崩した そして来たチームは大リーグではなく その下のAAAクラスであった
とにかく 月と すっぽん の差を感じた 到底アメリカにはかなうことはないだろうという感じがした 日本のプロ野球は 巨人 阪神など弱い者同士の戦とおもうと 急につまらなく感じた いつの頃なのかと調べてみると 1949年のことであった
それから57年後ついに日本の野球が 大リーグの選手を集めた他のチームを抜け出し ついに世界一の栄冠に輝いたのだ よくもここまでと今昔の感を深くした
日本の選手はイチロー 大塚を除いて大リーガーではない それでも勝ったと言うことは他の選手も大リーガー並みということである 大リーグのスカウトが日本にどっと押し寄せて 来るのではないかと 日本のプロ野球関係者は恐れているそうである でもうれしい悲鳴ではないかと私は考える