ベリーダンス

ホテルの前に集合した 女性客の中には 昼間の旅行歩きの服装と断然違った きれいな服装に変えた人もいた なるほど 女性の場合 このように着飾るには大きな旅行用のトランクが必要となるであろうと思った 私はリュックと手提げだけなので 余分な衣装など無く 同じ服装である バスの中でガイドが 歌手が出てきて いろんな国の歌をうたい 一緒に歌う場面がありますが 前に 日本人が大勢いたにもかかわらず 声が小さくてたった5人しかいなかったドイツ人のほうが何倍もおきな声で歌っていた そんなときは大きな声でお願いしますよといっていた しばらくして劇場に着いた パリのムーランルージュほどではないが ネオンサインがきらきらしている
ディナーショウであるから テーブルの列にナプキンやナイフ フォークが並べておいてあった その一角に座った しばらくして楽団員が前に座り音楽が始まった 独特のあまり聞いたことの無いような音楽で トルコ独特の音楽なのだろう クラリネットのような舌管楽器なのだろうが 甲高くクラリネットよりざらざらした音である
ベリーダンスのベリーとはへそと言う意味で 団体で踊るものではなく ソロダンスでへそを見せるような衣装を着て 腹とか腰をくねくねとさせて踊る 3人の踊り子が出てきたが最後の踊り子が真打だそうだ ベリーダンスの間にトルコのローカルな踊りもあった
手をやたらにぶらぶらさせて 波を表現した黒海地方の踊り カッパドキアの踊り コサックの踊りなどである 最後に歌手が出てきて国々の歌を歌って 時には観客を舞台に引き上げてのパホーマンスになった オーストラリアの女性が大変演技がうまく 誰かがあれはサクラだったのではないかと疑ったほどであった
日本の歌もあった 上を向いて歩こう と さくら さくら である 日本人はたくさんいて ガイドの恐れていた小さな声で無く 大きな声で歌った
ベリーダンスの写真を撮ったのであるが 踊り子が遠くて光が届かない さればと フラシュなしで撮ったものは ぶれていて話にならなかった
ホテルに戻ったのは11時を過ぎていた
 踊り子は遠くぼんやりと手が写っている