日韓の伝統芸能

昨年日韓の伝統音楽の合同演奏会がありました このことはブログに書いたことを思い出して調べてみると 7月31日でした 
http://d.hatena.ne.jp/kutuzawa/20050731
今年は9月15日 十分時間をとって出かけたのに どうしてか 道に迷い 着いたときは 最初の演目が始まっていた 
五方舞という韓国の舞で リズムだけの シャーマニズムを起源とする踊りで 打楽器は大小の太鼓であるが グウーンという余韻のある音が聞こえる なんだろうと思ってみると どうやら鉦のようだ 鉦で思い出すのは 日本では祇園祭や チンドンヤの鉦で コンチキチン とか チャンチキ とか高い音であるが 韓国のものは 布で巻いたバチでたたくので とても低い音である
次は韓国の 数人での 琴の弾き歌いで おなじみのアリランも歌われた 琴は膝の上のおく 歌は ユニゾンであり 大きな声で歌う
それに比べると 日本の音楽は 繊細な感じがした 琴 三味線 尺八は 高音を使い メロディーを重視した音楽であると思った
演目を全部述べるわけにはいかないが 最後に 羽衣伝説は 日本では海での話 韓国では山での話となっているが 内容はほぼ同じという そのことから おそらく 伝説は韓国を経て伝わってきたものだろう そしてその共通の話を取り上げて 日韓ミックスした演奏になった 天女と漁夫とのオペラ的な唄のやり取りは 印象的であり 天女の踊りには 韓国の舞踊団があでやかに舞った 大変感銘を受けた  

左から 富元清英 趙寿玉(チョウ スオク) 吉岡龍見 の諸氏