コンピューター グラフイックス

今回の福知山線の事故の説明に盛んに用いられているのが コンピューター グラフイックス(C.G.)で 事故列車のアニメーションによる脱線から マンションへの激突の状況 列車内部の乗客の転倒する状況 車輪への力のかかり方 片輪走行の場合の想像図などなど C.G.によって大変わかりやすく説明がなされていた もしC.Gがなければ説明は大変困難なものになったろう
これらのC.Gは事故後まもなくテレビに現れた 私がびっくりするのはその速さである 
とても複雑なイラストをかいて それをアニメ化してすぐテレビで見せる さすがにプロのプログラマーだと思った
私は定年後 あるソフトウエアをつくっている小さな会社の仕事の手伝いをしたことがある ワンルームマンションの1室がこの会社の仕事場だった
プロのプログラマーが1人 あと1人は学生 もう1人が今で言うフリター それと定年の老人(私)それとシステムエンジニアーである社長であった
当時人気のあったMSXというパソコン用のソフトをつくっていた
入ってわかったことは プロのプログラマーはプログラムを作る速度が速いということだ 時間をいくらかけてもよいアマチュアの作るものとは大いに違っていた 時間さえかければできるのかもしれない でもあれだけ速く作るのは到底できない プログラマーというのは適性を要求される仕事だと思った
つくっていたのは音楽ソフトでキーボードを鍵盤になぞらえてそれ押すと音がでて画面には楽譜が書かれる ものだった
私の役目は高音記号 とか 音符 休止符 シャープ フラット などをテレビ画面に表現されるようにプログラムすることだった 作成が遅かったので家などに帰ってからも夜遅くまでやっていた
出来上がったソフトは売れなかった 完成の少し前に大手の会社が同じものを作ったからだ
それに加えて我々のソフトはバグが多く苦情電話が来た
まもなく会社は倒産した