豊かさと犯罪

前の日のコメントの中で nearbridge氏 が指摘していたのであるが 豊かになると 犯罪が増える傾向がある なるほどこれは 新しい 重要な指摘だと思った
金銭的に豊かになって生活が安定すれば 人々は満足していて犯罪が起こらないような気がするのだが 人間は複雑だ 例として 金銭に関係ない犯罪が本当に増えている
たとえば ハッカーである 彼らはコンピューターにウィルスをひそかに送りつけて そのコンピューターを駄目にして またその駄目になったコンピューターが他と交信するとそれもまた駄目になる このようにして ねずみ算式に被害が拡大する
それによってハッカーは何を得るのだろう 何も得るものはない あれは俺がやったと名乗り出れば プログラマーとしてすごい腕前だと評価されるだろう しかし犯罪なので名乗ることはできない
学術論文なら大学などの機関などに提出すれば 評価を受け絶賛されることもあるだろう ハッカーはこれができない もちろん何の金銭も受け取ることもできない ひそかにみんなの困るのを見て快感を感じているだけ
列車事故のすぐ後 線路に自転車や石を置いた者がいた 列車事故が面白かったからという理由である
近頃の犯罪でまったく意味のない説明がつかない犯罪が多い
豊かな親の経済力が 働かなくてもいい子供をつくってしまった いわゆるNEETなどでいられるのはそのためである
女性に首輪を付けて 自分を王子様と呼ばせていた青年は こんなことを毎日のようにしていても生活できた 
小人閑居して不善をなす というのは昔のことわざであるが 昔のように生活のために懸命に働けば そんな不善など考える暇もないはずである 今の世の中は懸命に働いている人の谷間で暇で退屈な人がいて その1部が不善をなしているような気がする もちろん私見で それだけではないと思うが