燃料の多様化

いぜんとして 石油の価額の下落が伝えられている これはまえにも述べたが アメリカのシェールガスOPEC側との価額競争によるものらしいが また時期が来れば高値を取り戻すというものではないような気がする
それは燃料の多様性が進んでいて ガソリン 天然ガス の他にバイオ燃料 水素ガスなどが加わってきたからである
日本は燃料ほとんど輸入に頼ってきたが 国産のバイオ燃料ガスの研究が進んできた 下水処理の時に出る汚泥は有機物を含んでいてこれを発酵させればバイオガスができる その量は一日に2万台の乗用車を動かせる程の潜在力を持つという そのうえにこれはかなり安くできるという 成分は天然ガスとほとんど違わないので混ぜて使ってもいい
さらに燃料としての水素がある 例えば 旭硝子と言う会社は生産物の副産物として大量の水素ガスが出る 副産物として出るのでコストはやすい それに水素は燃えたときに出すのは水で極めて環境に優しい
それに電気自動車もある つまり自動車のエネルギーとして使える燃料は多様化したのだ 石油が世界経済を左右している時代は終わりを告げているのかもしれない
問題はその普及の速さである これらの燃料を補給するガスステーション 電気ステーションの数が少ない ガソリンの場合は歴史があるからガソリンスタンドと言われている施設が全国に網の目状に存在しているので ガソリン自動車からの移行は徐々に行われるであろう