エントロピー(2)

それでは絵画におけるエントロピーとは何のことだろう サイトを見て参考にしようとしたがよくわからない 色のことだとすると絵具を混ぜない状態は整然と分けられているので エントロピーが小さい状態 これを混ぜるとエントロピーは増大する 全部の絵の具を混ぜてしまうとこれはエントロピーが最大になる 具体的には黒になってしまう どうもこのことではなさそうだ
ここからは想像が入るが一般に 乱雑な部屋が美しさを感じない つまりエントロピーが大きい事象は美しくないことが多い
雑草に覆われた庭は美しくない ごちゃごちゃしていてエントロピーが大きいためである ヴェルサイユシェーンブルン宮殿の庭園は整然としていて実にきれていである 
花をそのまま花瓶に入れると きれいなことはきれいだが それだけのことである 生け花の達人がいけるとき同じ花をアレンジしているのに 美しさが倍加して芸術的なものを感じる《実際には私はよくわかりませんが 見る人が見ればそう感じると思います》 同じ材料を使っているにかかわらずより美しく感じるのだ これは美を感じるように花の位置を変えたことになり 出鱈目でなくなる つまりエントロピーが減少していると考える 
絵画の場合 描くときには単に無作為的に絵具を置いてゆくと ごちゃごちゃな(エントロピーが大きい絵)になり美しく感じないだろう
これを ある美的法則で絵具を置いてゆくと ごちゃ ごちゃさ から脱却して美的整然が起こるパターンを描く つまりエントロピーが減少する絵を描く
つまり 美しく感じる絵と言うのは 邪魔になるごちゃごちゃからエントロピーが小さくなっている絵ということになる
誤解されると困るのだがアラベスクのように細かくて複雑で一見ごちゃごちゃでも整然としているために エントロピーが小さいので美しいのだ 
これは絵画は全くの素人ですので 素人が絵とエントロピーを結びつけて考えたものですので 間違っているかもしれませんのでその時は教えていただければ幸いです