スノーボード(2)


ハーフパイプ競技を見ていて気づくことは どうしてハーフパイプのプレイヤーはパイプの外に落下しないのだろうかということである ご存知の方も多いと思われるが これは簡単な物理の法則が働いていてそうなるのである
上の図で円運動する物体があるとする これは 紐をつけたおもりを回してもいいし 丸いレールを走る電車でもいい 円運動を外れたとき たとえばおもりの紐が切れたり 電車が脱線したりしたとき その物体の進む方向は円の接線方向である
ハーフパイプの構造は正確に調べたわけではないが 下図のような縁は1/4の円弧になっていると思われる
だからプレーヤーが縁からどんなに勢いよく飛び出しても その方向は接線方向であり この場合接線方向は垂直方向と一致するので 垂直に浮き上がることになるのである