2都物語

ニ都物語というとイギリスの文豪チャールスディケンズのパリとロンドンにまつわる小説を思い出すと思いますが もちろんそのことではない 東京都と将来の大阪都のことである 大阪は大阪都構想を掲げて戦ってきた橋下陣営が圧勝して大阪都が出来るのが現実になってきた おりしもNHK大河ドラマ 江 が終わりになったが 関が原に勝利した家康は江戸城のある江戸を整備して 天下の首都として栄えることになった 代々の徳川将軍もその繁栄に努力したので 最盛期人口は100万とも言われて パリやロンドンをもしのいだといわれている
もし関が原で石田光成が勝利していれば 豊臣家の牙城がある大阪が首都になったと思われる 歴史は もしも 何々ならといっても仕方がないのであるが 江戸に攻められて2位に転落した大阪人は残念であったろう 大阪人がいまだに大阪弁をつかうなど 江戸とは違った独自の文化圏を主張し続けるのは そのときの歴史的事実があって 江戸とは対等なのだという深層心理が動いていると考えられる
今度の大阪都構想に大阪人が動かされたのは 関が原以来の江戸への対抗意識が大きく働いたように思える 阪神フアンのジャイアンツに対する猛烈な対抗意識をみても そのように感じるのです