蜘蛛


同じ形をしていても 小さなものを 相似形に保ちながら 大きくしてゆくと 突然違ったものになってしまう たとえば プリン や 豆腐 を大きくしてゆくと 形がたもてなくなる 自分の重さで崩れてしまうのである つまり 大きくしてゆくと 造るのにいろいろな障害が出てくるのである
昆虫は小さなものが多い 私の知ってる大きなものは ヘラクレスカブトムシ 大きくても10cm前後ではないかと思う なぜ人間ぐらいの昆虫がいないのであろう 虫の呼吸器系が 直接 酸素を体の各部に送るようになっていて 大きくなると各部に酸素が行き渡らなくなるためだとの説明を聞いたことがある
太古の時代 メガネウラという 鷲のような大きなトンボがいたことが化石から確認されている 当時の大気の酸素濃度が高く酸素を巨体に運びえたらしい
蜘蛛ロボットはフランスで製作されたものだそうだ なぜ蜘蛛なのであろう カブトムシのような全体が塊のような虫だと 大きくすると大変重くなる 蜘蛛の場合 真ん中の胴部に対して 細い足をつければいいので 全体の大きさは大変大きくできる つまり軽い割には大きなムシが蜘蛛だったということであるのだろう
実際の蜘蛛で 大きなものは タランチュラ で これは 空中に巣を張るには重過ぎるので 地上をはいまわり 他の虫を捕食するらしい
会場を歩く途中で建物の名は忘れたが アマゾンの熱帯雨林の展示をやっていた そのときに撮ったのがこの写真である 説明文に 毒蜘蛛タランチュラの仲間 とある