二酸化炭素の処理(2)

排出される二酸化炭素は植物の炭酸同化でかなりの量が除かれる しかし植物だけではその働きが不足する 残りの二酸化炭素の処理に大きな役割をしているのが海洋である 海洋の水の中に二酸化炭素が溶け込むのである 溶け込むのは大気と接して海面を通じてなので これをもっと効率よく溶け込ませれば 二酸化炭素の削減に役立つ つまり海洋にもっと二酸化炭素を詰め込めるように考えたのが 海洋を利用したCCSである
ビールやコーラの栓を抜くと 二酸化炭素が泡になって出てくる これは栓を抜く前は高い圧力がかかっているので多量の二酸化炭素が水に溶けているのである 
これを利用する 深い海底にはものすごい圧力がかかっている もし その海底に二酸化炭素を導きいれることが出来るならば膨大な量の二酸化炭素が溶け込むことが出来て それを貯蔵できるはずである
しかし深海の水は いつか浅いところまで昇ってくるかもしれない それでも 一般の海水は海面の海水でも 二酸化炭素で飽和している状態ではないので 二酸化炭素をそう簡単には排出しないと思う