事故(5)

病院の行く度に 手のレントゲンをとるのであるが レントゲン写真が眼前に掲げてある 骨折したところが不連続になっていて 白くギザギザの新しい骨らしきものが沈着している様子がわかる 順調に固まりつつありますと先生 しかし副え木になった後も 3週間ほどそれが取れなかった やっと取れたとき 曲げたりするとき 痛いのがわかった 先生がトクホンのような鎮痛消炎の貼り薬をくれた これを右手に貼る 痛みが治まったと思っていると時々出てくる 貼り薬は 貼ったり 取ったりして長い間続いた なれない左ばかりを使っているので 左ききになるのかな と思ったが 直ってみるそうはならなかった
7月のはじめに負傷して 11月の終わりにOKが出るまで5ヶ月の日時がたっている まだ無理をすると 痛みを感じる 特に鍵を回すなど回転が加わる動きが痛いのである
いつまでも痛さが時々 出るわけがわかった よくなるにつれて手を乱暴に使うようになる それで痛くなる 更によくなると更に乱暴になる この いたちごっこ がかなり続き 膏薬がなかなか取れないのだ
PS 白く骨が沈着したように見えるというのは おかしいかもしれない 沈着が進めば黒く見れるはずだと 書きながら気がついた レントゲン写真は白黒が逆だからだ 白いギザギザは骨折した部分がまだ埋まらないで骨が薄くなっている部分だったのだろう