家々の花

もう30年以上も前 スイスのインターラーケンを訪れたことがある アルプスの山々に囲まれた 美しい街である ユングフラウ アイガーなどの山々を観察できる 高山鉄道の基地である ほとんど高い建物はなく 平屋が多い 角々には花が植えてあって 家々にも花が植えてある そのころ日本では あまり このような光景はなかった時代だ 日本では主に内庭などに花を植えていたと思う なるほど 西洋と言うのは 花で飾って 道行く人にも楽しんでもらうことを考えているのだ 日本も文化国家になったのだから 見習うべきだと思った
しかし 近頃 道を歩いていると 実に 花で飾ってある家が多い おそらく 私の見たインターラーケン以上の花が街にあふれている感じである 経済的に西欧に追いついた日本は ついに 街を花で飾ると言うことも 西欧を追い越したのではないかと思う ただ インターラーケンの遠くの方に アルプスの山がみえる背景と家の花との コーディネーションには とても及ぶべきでないが
ある家の玄関先 花であふれている ”美しい国日本”の一翼に貢献していると思いますが