センニチコウ


私が50代のときであるからもう40年近くもも前になるが スイスのインターラーケンに泊まったことがある アルプスの山に行く登山列車の起点で 小さな街であるが整然として綺麗 感心したのは 道路の交差点などには綺麗な花壇が飾られていて 道路沿いの家々にも花壇があり道行く人たちを楽しませてくれていた その頃の日本といえば花は庭の中に植えられていて家の人は楽しめても そばを歩く人には見え無いので殺風景な道が続くことになる なるほど 花は外からでも見えて路傍の人たちも楽しませることができれば その花を植えた家人の品格も偲ばれるというものだ 近頃は日本でもこの考えが浸透してきたらしく花壇は外側から見えるようにしてある
この写真の花もそのような民家の花壇で ピンポンのようなまん丸い花が細い茎の先に付いている これと似た花が花屋さんで売られていたピンポンギク でも 花の色と葉の形が違うようだ 調べてみると 千日紅(センニチコウ) なんでも長い間 この形を保ち続けるのでこの名が付いたとある