外挿法

現在までの起こったことをグラフにして示して それを延長して 将来起こることを予想する方法または 小型のもののデータから 大きなものを予想する方法を 外挿法という
人間の歴史は今までは戦争の歴史であった  これは今後永久に続くものなのか
単純外挿法だと今までが戦争の連続なのだからそれを延長しても戦争は永久に続きそうである しかしもう少し違った見地から 詳しく考えることにする
これを日本の歴史で見てみよう 縄文 弥生時代から戦争があった それから後 日本人同士の戦争が続く しかし日本人同士の戦争は西郷軍と政府軍との西南戦争で終りを告げる これからも国内の戦争があるとは思えない 
国内の戦争は甲斐の武田 尾張の織田のように地方の独立国家同士の争いで 全体が統一されて日本という国になるとやっと戦争がなくなったのである 少し無理があるがこの事実を外挿法で延長してみる
その後日本国は日清戦争 日露戦争など外国と戦争を起こす そして第一次 第二次の世界戦争を経験した後今まで何とか平和が続いている この状態は長く続くのではないか もう世界戦争はない 少なくても もう武器を用いた殺し合いの戦争はない
これは日本や中国 アメリカ ロシア を それぞれ一つの地方都市のように考えて地球をひとつの統一国家のように考えるとわかりやすい 繰り返し言うが日本で起こった国内戦争がなくなったことを 外挿法で世界に伸ばして考えたのだ
これは夢物語のように見えるが インターネット や テレビなどの発達で瞬時に情報が伝わる 航空機などの発達で7時間もすれば南半球にあるオーストラリアにもいける
昔江戸から伊勢参りに何日もかかったのである オーストラリア やアメリカは伊勢より近いのだ 日本の食糧は大部分が世界からの輸入である 地球国は日本国より狭いと考えられる 地球国に戦争がなくなっても不思議ではない
実はこの考えをある飲み屋で大学の友達に話して聞かせた フーンといって誰も賛成した様子がなかった そして武器の戦争がないなら どんな戦争があるというのだ と聞いてきた 経済戦争だと私が答えた では 今起こっているイラクなどの戦争は あれは ほんの過渡的なものだといった