輪っかとオハジキ

デーケアにはレクリエーションゲームと言うのがあって 簡単なゲームを競い合う楽しむ時間である ルールは極めて単純である

机の上には大と小のオハジキが散らばって置いてある それを釣り竿の釣り糸の先に付けた輪っかで引き寄せるというゲームである オハジキの大小には関係なく引き寄せたおはじきの個数が得点になる

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概念図です 実際の輪っかこれよりもかなり小さい

輪っかはプラスチックのコップの飲み口を切り取ってできているらしい だから非常に軽い 東西に分かれて競いながら行うことになっている やってる人の観察から どうしたらうまくゆくか学ぶことができるのだが 一度に高得点を出すには小さなオハジキをいっぺんにたくさん引き寄せると高得点が出るはずである 私の番が来るまで何人かがやっていたが小さなオハジキは輪の中に入っても輪がオハジキに乗り上げてしまい引っ掛からない どうもたくさんのオハジキは重くなるのでそれを無理に引き寄せようとすると輪が外れてオハジキに乗り上げるらしい 仕方がないので たいていの人は大きなおはじきをめがけて引き寄せるとそれに隣接した小さなオハジキも引き寄せることができる どうもこの手段が一倍いいいらしい そんなことを考慮してやったのに 私の得点は分布図で言うととほぼ中央値であった 反省点として 輪がオハジキの上に達した時 脱力して輪の全重量がかかるようにしたのだが これでもオハジキに乗り上げてしまう それよりシャベルの様にいくらか傾けてオハジキをひっかけてから少し引き オハジキが動くと オハジキの静止摩擦が動摩擦に変わり引き寄せる時に小さな力でも動きやすい そうすべきだったのかなと思っている 

PS 動摩擦 〈 静止摩擦 はピアノのような重いものを動かすとき 最初動きにくいがいったん動くとその後動きやすいことでもわかります