日ロ会談

先日 安倍首相とプーチン大統領との首脳会談が長門市で行われた 幕末や明治維新に出てくる薩長同盟などに出てくる長州というのは長門からきている藩名で伊藤博文 木戸孝允(桂小五郎) 高杉晋作 吉田松陰 山形有朋 日下玄瑞などなど明治時代をつくった人々の藩でその歴史ある地で会談が行われたのは意義があると思う
2時間以上も遅れてきたプーチンをいやな顔もせず大歓迎して迎えた その懸命なおもてなしにもかかわらず 日本が要望している4島返還はおろか2島でさえ帰ってこなかった
ただ 共同開発 経済協力 簡単ビザやビザなし渡航などの話が進んだ模様である
マスコミの一部は 日本はプーチンに騙されたなどの酷評を下すものもあった 先日もある新聞に 読者の2国の交渉を揶揄した自虐的な笑い話が載っていた
乾杯  プーチン大統領
完敗  安倍首相
これは言い過ぎだと思う クリミヤ半島を併合したロシアの態度を見ても島の返還をロシアができるはずはないとあらかじめ想像がついていた
しかし 確実なことは言えないが 将来人間の入出が自由にできるようになり日本人とロシア人がともに住むことができるようになれば実質的に日本が4島まで拡大しているのとそれほど変わらない そこがロシア領であっても日本人が 商売ができるのであれば勤勉な日本人はすぐ主導権を握るかもしれない 土地がどちらに帰属するかを問題にするより その地を実質的に利用できれば日本の地とあまり変わらない
忘れてはいけないのは ロシアは大国 巨大市場だということだ 今はアメリカ 中国などの市場が重要市場であるが ロシアとの経済活動が盛んになればこの巨大市場にメードインジャパンをもっと売るこむことができる ロシアも豊富な資源を売り込むことができる 面子より実質を取った安倍内閣はマアよかったのではないかと思っている