物同士を繋ぐインターネット

NHK クローズアップ現代 によると 今コンピューターの世界は新しい節目に入っているという それは 人間が操作するパソコンによるインターネットから 物にビルトインされた 例えば農場機械や工作機械などに装備されたコンピューター または店の入り口に仕掛けられたコンピューター つまり 人間生活では ユビキタス《同時にどこでも存在する》なコンピューター時代が到来するという
そうなると これがバラバラに発展していては 都合が悪く 統一したOSが必要となる これは今までのコンピューターがwindows や MacなどのOSで統一しているために世界的に使えて便利になったことを考えればわかる
今や物と物とを繋ぐインターネットをめぐって ドイツではメルケル首相がシーメンスなどの大企業を後押しして開発させている アメリカではGMなどの大企業がうごいて今や共通のOSを作るべくしのぎを削っている 何しろ世界のスタンダードになれば その経済効果は計り知れない これはwindows や Mac OSを見れば歴然である
それにつけても思い出すのは 日本では 嘗て トロン というOSが 坂村健のグループ により発明された このOSは 実はwindowsより優秀だといわれていた だから トロンが普及すれば 世界のパソコンはトロンコンピューターになっていたかもしれない しかし日本では宣伝の仕方がへただった こうしているうちにwindowsは世界的に普及してしまい スタンダードOSになってしまった 今度のものを繋ぐOSも すでにいろいろなところにビルトインされているトロンをベースとして開発すれば 世界のスタンダードになれるかもしれない ただ いかにして世界に普及させるかは別問題である