空港へ

買い物のあと　バスは空港へ　おかしいなー　このまま飛行機に乗り込むのであろうか　予定表では空港に着く前に　市内で朝の食事が済んでいることになっている　バスは　そのうち空港に着いてしまった　ふと　恐ろしい不安に襲われた　すでに　食べているのに　忘れているのではないか　記憶の一部分が欠け落ちる　もし　そうなら　認知症の始まりの兆候ということになる　　みなに聞いてみればいいのだが　ぎょっと　されるのが　恐ろしくて聞けない　誰かが　朝飯はどこで とるのかな？といった　やれ助かった　認識は正しかった
朝飯はまだ取っていませんよね　と私　とっていない　とっていない　と彼　彼も不思議に思っていたのだ　
カメラマンが　私はこれでお別れですといった　彼には大変お世話になったので　彼の撮った写真は全部買った　本当にお世話になりましたとお礼を言う
写真は肩を貸してくれる　など　お世話になったカメラマン