電車の走る方向

電車に乗っているとき 電車が反対方向に走っているのではないかという気分がしばらく続いた ということを Nearbridge氏が書いている 面白い記事である
http://d.hatena.ne.jp/nearbridge/20060810
これと同じ事を私も経験している 特に子供のころ よく起こり 不思議な気がした たとえば 夏 家族で 山手線で目黒から品川にでて 京急に乗り 金沢八景で海水浴にいった そのころ 金沢八景は遠浅で 波 静か 子供に適した海水浴場であった 
さて 帰りにはまた 山手線に乗るのであるが 電車が行きと同じ方向を走っている 不思議だと思っているうち目黒に着いた なぜなのか 父に聞いてみたが 父の答えを覚えていない
学校の野尻キャンプに汽車に乗って行った 野尻に着いて しばらくしてから 我々はどっちの方向を向いて 座席に座っていただろうか?と 隣の座席に座っていた同僚に聞いてみた 同僚は 私の思っていた方向と ぜんぜん違う方向を示した
方向の観念は可変 かつ いろいろ であることがわかった(子供の時 これが固定されていると思っていたのだ)
2,3日前 小田急に乗って 新宿から下北沢に向かっていた もちろん電車の進む方向に下北沢がある そこで実験をしてみた 私は今 新宿に向かっていると 無理に思ってみた 電車の進む方向には新宿がある すると おかしなことには そのように思えるのである 人間の方向感覚は固定されたものではない