消しゴムハンコ
2月22日 ゾロ目の日である デーケアの職員は 今日は ネコの日ですと言う
ははーん 何だか分かったような気がした
そして 2(にゃん)2(にゃん)2(にゃん)ですからと言う
そんなら1月11日はワン ワン ワンで犬の日かなどと思う
この日の工作の時間はハンコ作り 職員が発泡スチロールに埋め込んだ消しゴムと彫刻刀を配った 消しゴムにはあらかじめ梅の花の絵が描いてある その書いてある線に従って掘って行くと 陰画のハンコができる つまり周囲が色彩のあるバックグランド その中に梅の花の絵が白く浮き出る仕組みである ハンコと言うと普通は陽画のものであるが それには膨大な量の周囲を削り取らなければならない これは限られた時間で老人には無理である
彫刻刀は先がレの様になっている刃がついている これを消しゴムに当てて削るのである やっているうち彫刻刀を動かすより ゴム印を動かす方がうまくゆくことが分かった 特に絵の線が方向変換するときに有効である そのため便利なゴム印に周囲を発泡スチロールで大きくしてあるのだ
コツをつかんだので皆さんより早くできた感じである 指示道理に彫り上げたまことにオーソドックスなものであるが これでもうまくできたほうであった 隣のひとや職員さんがきれいにできましたねと褒めてくれた
後から 梅の枝を入れると良かったかなと思ったりする