アーモンド

日本語でアーモンドをヘントウ(扁桃)という この頃はあまり聞きなれないが 扁桃腺炎と言えばだれでも知っているような病である 扁桃腺は舌の付け根左右にある器官で 何の役目をしているかよくわからなかったが 子供の時 風邪を引くとこの扁桃腺が張れて痛みを生じた 扁桃腺炎である 恵比寿に沖倉耳鼻科という医院があり 扁桃腺炎を起こすと通院していた ルゴールという褐色の液体薬を綿棒に着けて患部に塗布してもらう ルゴールはヨードを主剤にした薬で 今の喉ヌールはその進化したものであろうと思う

その他 蒸気吸入器と言うべきか 蒸気を発生させて喉に当てるのである 温かい蒸気が開けた口から入ってくる どうも効いているのかいないのか確かでないが あったかい蒸気が喉に入ってくると楽になるような気がした これは今でも喉ミストと言う名で売り出されているらしい

私はは風を引くと扁桃腺炎に続いて喘息を起こすので両親は心配して 色々な方法をとったのであろう 

そんなことを繰り返しているうち 私の扁桃腺は異常に肥大してしまったらしい いわゆる扁桃線肥大である そして ついにアデノイドという病気を起こす これはいつもの扁桃腺肥大とは別のところらしいがアデノイド肥大になると呼吸に障害になると言われ喘息の改善にもなると言われて手術をすることになった

手術されて血の付いたビー玉ほどの肉塊が手術皿にのせられていたのを思いだす