天皇のご退位

天皇の御退位のことが テレビで報じられて半年がたつが 未だに具体的な決着がついていないらしい 
最初 私なども摂政を置くことにより 皇室典範を変えなくても済むのではないかと思っていた 過去に昭和天皇大正天皇がご病気の時 摂政を務められた前例があるし 日本史を紐解けば天皇が退位されて上皇になった例は数多くある とりわけ 後白河天皇崇徳上皇と対立した これに武士の源為朝 平清盛 源義朝 等が絡んで保元の乱を起こした
その後 後白河天皇は 後白河上皇となり そしてまたその後 後白河法皇となって院政を引いて朝廷の役割も担っていた 上皇 法皇はごく一般的なものであった
御退位の問題はその道の専門家が議論を尽くしているが 全く素人の私が思うには 天皇陛下は摂政を置くのもいいが国内の問題は国民が事情を知っているので 天皇の代わりに摂政が被災地などを訪問して 励ましのお言葉をあたえても天皇と同じ様にありがたく感激するかもしれない しかし 外国の国賓級の人々が来たとき摂政が応対するのはどうだろう 摂政はあくまで天皇の代理である ある国の王様が来たときこの国の王様が応対するのが大切な礼儀だと思う この点をお考えになり 天皇職は実際の天皇が行うことに御考慮されて 天皇がいなくて代理がいるという期間を避けたかったのではなかったかと思うのである
(P.S).戦前は天皇の大御心を推察することなど 恐れ多くてできなかったが時代に育ちましたが 時代が変わり あえて申し上げることが出来るようになりました