ニホニウム


水兵リーベ僕の船 懐かしい元素の周期表の覚え方である H(水素)He(ヘリウム)Li(リチウム)Be(ベリリウム)B(ボロン=ホウ素) C(炭素) N(窒素) O(酸素) F(フッ素)Ne(ネオン)・・・・・・と続く Hが1番 Heが2番Liが3番と続き 天然には92番のウラニウムまである 93番のネプチニウム94番のプルトニウムは人工的に作った元素である 昨年 113番の元素の発見に日本の科学者が貢献したということで 国際的な化学機構がその元素の命名権を日本に与えた 日本で選んでつけた名が ニホニウム記号はNhである
NHKでサイエンスZeroという最新の科学情報を解説してくれる番組がある その解説者の竹内薫はこれはノーベル賞以上のすごいことで 2016年の日本のハイライトと言っていいだろうといっていた 確かに これから後 何世紀にもわたってNhは世界中の教科書の周期表に載るころであろう
一番のHは陽子を1つ 2番のHeは2個の陽子 するとNhは113個の陽子を持っていることになる そしてそれと似た数の電気を持たない中性子を持っておるので 原子核としてはおおきすぎて不安定であるほんの瞬間に崩壊して別の元素に代わる
福島の原子炉のデブリと言われているものに含まれている放射性物質もこのようにすぐ崩壊してくれればいいのだが中には崩壊するのに何万年もかかるものがあるので問題なのである
図にもあるが 陽子(+)と 電子(-)の数は同じなので原子そのものは中性になっている
Nhの陽子の数は113個で決まっているが中性子の数は図のものより多いものがある