世界剣道選手権

日本武道館で世界剣道選手権が行われた 毎年外国からの選手が増えて今年は56カ国からの参加があったという まことに結構なことだと思う 柔道はもはや世界のスポーツになってしまった 剣道もその道をたどるかもしれない
しかし 純粋の剣道家から見ると 憂うる点も多いという それは 柔道がJudoと言うスポーツになってしまったと同様に 剣道がKendoと言うスポーツになってしまう恐れがあるという 
つまり 剣道は礼により始まり 礼により終わるという 侍の魂の武技である 相撲が そもそもは 神道に根差しているように 剣道もそうなのであろう
しかし世界のあらゆる国がら 剣士が参加するとなると イズラム国 キリスト教国 いろいろな宗教の国から来ることになり 神道の教義を押し付けることは到底できない  かし私はこれでいいのだと思う 相撲を見ていると 世界的になったと言っても 土俵が安全と思われるマットになったり 仕切り直しは時間の無駄で形式的だからのどと言ってやめるわけではない 伝統を守って外国人の力士もちょんまげを結っている その点日本の伝統が尊敬されているのだと思う だだ 相撲の場合 日本国内で行われているが 将来 モンゴル場所とか 欧州場所のようなものができれば形式が変わるかもしれない
剣道も精神的なことを言えば不満もあると思うが 勝ち負けを競うスポーツに違いない 世界的ななってくれれば それはそれでいいことだと思う