即興力

ヒラリークリントンラスヴェガスでスピーチをしていたとき つかつかと近づいてきた女性がヒラリーに向かって靴を投げつけた ヒラリーはひらりと身をかわして 靴は背後の壁に当たった 一瞬の緊張が走った ところがヒラリーは これは サーク ド ソレイユ(サーカス団の名)の1場面ですね 彼女がサーカス団の一員のように上手にボールを投げることができなくてホッとしました と言ってその場をジョウクで繕った 満場から笑いと拍手が起こって スピーチは難なく続けられた
靴を投げた女性がすぐにとらえられたのは勿論である
感心したのは このような突然起こった悪意のある危険な事件に対して 即興的に 粋な行動をとったヒラリーの適応力である ヒラリーの言葉がなければ 会の雰囲気では中断したかもしれない さすが頭の回転がはやい (quick wit) な人と思った
それにしても 比較してしまうのは 日韓会談のパク大統領の態度である 安倍首相が韓国語で話しかけたとき そっけない態度はどうも垢抜けない と考えてしまう
ついでに ブッシュ大統領の時代 イラクでブッシュがスピーチ中 同じように靴を投げつけられた 画像を見ていると かなりコントロールがよく 当たれば怪我をしたかもしれない しかし大統領は機敏に避けていた どうもアメリカの大統領や大統領候補は運動神経がかなり発達してないと勤まらないのかもしれない