参院選(2)

日本人が景気回復を第一と考えるのは 不景気だと失業が増えることをたいへん恐れているためと考えられる 元来が働き者の日本人は失業すると精神的に落ち込みが激しく 失業と自殺者との関係が極めて高いと言われている 
こうなると サラリーが高いが働き口が少ないことと サラリーは多少 少なくても働き口があることとを比べると 後者の方がまだましということになる 小泉政権の時 非正規社員の割合が多くなったといわれているが 安い給料でも働いていれば 安堵感が自殺を食い止めてくれる 自殺は国の最大の損失なのだ
アベノミクスが国民に期待されたのは 仕事を何とか作り出し続けてくれることにかけたのではないか?アベノミクスの今後の責任は極めて大きいと言わざるを得ない
小沢一郎の 生活の党 は ナンバー2の森裕子議員の落選をはじめ議席を1つもとることができなかった 特に長年の間 小沢帝国と言われてきた岩手県での惨敗を 今は たいへんびっくりしている と自ら意外性を認めている
小沢氏はもともと田中角栄の秘蔵っ子で 剛腕とか辣腕とか実力を発揮していた政治家である 選挙の名人とも言われていた 彼の指揮する選挙態勢で圧勝したことも多かった
彼が民主党を離党するとき 党の前原誠司は 選挙のことばかり考えて行動しているのは真の政治家ではないと 小沢氏を批判していた もともと自民党にいて右寄りの小沢氏が凋落しかけた民主党を捨てて 急に共産党と同じようなことを掲げたことへの批判だった
岩手県民も小沢氏の急変に戸惑い 選挙に有利なことを言っていると? 疑っていたのでは? 小沢氏は天才的な政治家の1人である このまま埋没してしまうのであろうか