アベノミクス

江戸時代五代将軍綱吉のとき 財政難に困った幕府は金や銀の含有量の少ない貨幣を大量に造り支出に当てた お金はたくさん出回ったが もともと値打ちの少ないお金なので たくさん払わないと物が買えなくなり インフレが起こった
アベノミクスの1本目の矢は簡単に言うと これをやろうということであるらしい 円の値打ちが下がり 円高で苦しんでいる輸出産業を活性化しデフレからインフレへ導く
うまく行けば良いが ドイツのメルケル首相などから早速 懸念が示された 日本は自国の輸出を増すために 円の値打ちを下げるように画策している 通貨の為替レートは元来自由なマーケットに任せるべきである これを近隣の国々がまねをすれば 通貨安競争が起こるかもしれない
世界の主要国が集まるG20で麻生副首相は 日本は長く続いてきたデフレから脱却するのが目的で円安誘導をやろうとしているのではないと必死に訴えて 何とか理解してもらったようである
イタリーの選挙の結果で再びユーロ圏が不安定になれば また 円買いがおこりせっかく起こった円安がまた円高になりかねない