ローマ教皇

カトリック大本山バチカンローマ教皇ベネディクト16世が退位を決心した これは異例のことである ローマ教皇は亡くなるまでつとめ 亡くなったら新教皇コンクラーベという選出方法で選ぶことになっている それが85歳の高齢と言う理由で辞職するのは考えにくいことであった 大体 ローマ教皇(法王)は神の代理人であり 亡くなれば法皇様は昇天したことになり崇拝と尊敬はいつまでも続くであろう それが辞職して 普通の人になることは格差があまりにも大きすぎる それは教皇在職中に辞めるということは600年無かったことにつながるものと考えられる ベネディクト16世は余生をどのように過ごしていくのであろうか
ベネディクト16世は考えに考えた末の結論だという 伝統を破ったのだから かなりの決心が必要だったのだろう 教皇の仕事はこの混乱する世界の中でいくつもの難題を解決していく必要がある 彼が衰えた身体で処理が困難として伝統よりバチカンが完全に機能することを考えたことは 世界のカトリック教徒も納得したようである
ある評論家によると 大きな組織で 世界でもっとも長く続いているのは 日本の皇室と バチカンであるそうである
日本でも天皇のオバーワークが時々報道されている 天皇も御自分の健康を考える事態がありそうだ おつとめが無理と考えられたときは退位を考えられても良いのではないか 幸い 皇室には 上皇という制度が昔からあった