ジンクス(2)

ジンクスの話がでたので 相撲の四股名の話をしたいと思う 番付表を見ればわかるのであるが 四股名に川のつく力士がいない 昔は 黒瀬川 若瀬川 などがいたが 川が付くと 流れる につながり ゲンが悪いということらしい しかし私の子供のころは 男女川(ミナノガワ)という横綱までになった強い力士がいたので これは迷信と思われるが 勝負は気分的な要素が大きく ゲンが悪い名は気にしてしまうので つけないほうがいいということになっているらしい 
それから 山の付く相撲で 山を ヤマ と読んだり ザン と読んだりするが ザンとよむ四股名はゲンが悪いのだそうだ 昔 鷲羽山(ワシュウヤマ)という相撲がいたが 岡山県にある山から取った名であれば ワシュウザンが本当の名である 備州山(ビシュウヤマ)がいたが これも本当はビシュウザンの方が自然である ゲンを担いでわざとヤマと読ませていたのだと思う 昔は 力道山 九州山 などザンと読む強い力士がいたのでこれも迷信だろう 現代では このジンクスを破って 今場所は好成績ではなかったが 栃王山 松凰山 などザンという四股名の強い力士が出て生きた ジンクスなど信じない現代っ子の若い力士に期待したい