野菜工場

最近 厳しい寒さが続き 野菜の生育が遅れて高騰がもたらされているという なるほどスーパーに行って見ると小松菜や白菜 なす などが普段より高い感じがした 依然として価額が上昇していないものもある もやし ナメコ などである この特徴は路地物ではなく工場で作られているので天候には左右されないからだという
NHKニュースによると 大企業の昭和電工福島県内に大規模なレタス工場を作るという 赤色LEDを使って従来の生産率の20倍の生産ができるものであるという 赤色光をつかった葉物の栽培は前からあったが その効率の高さに驚く それに 工場で作るのであるから無農薬を実現できて肥料などもオートマティックに与えることもできる利点がある つまり人手がほとんど要らないのだ
日清紡はイチゴのインドアー栽培を始めたという
三菱化学ではインドアー栽培のシステムをロシアなど寒くて野菜の栽培に向かない国に売り込むという
どうも農業の工業化はだんだん進むように見えてくる しかし 日本全国の土地で行われている露地栽培の量をカバーするにはしばらく時間が必要であろう それに工場でできる農産物はどれもこれもとは行かない どうしても路地でないとできないものもあるだろう しかし この趨勢は時代が経つほど進むような気がする