駅名

電車に乗っていて 本や新聞を読んでいると やがて目的地に到達する そのとき直前まで読み物などをしているとき ついうとうとしている時 着いた駅が 降りるべき駅なのかどうかを慌てて確認するのであるが 窓越しに駅名を見つけようとしても すぐ見つからないことが多い 昔は すぐに見つかっていた 駅のあらゆる柱に 青色の琺瑯びきで 駅名が白抜きで大きく書いてあり たとえば めぐろ めぐろ めぐろ というように 駅の柱はたくさんあるから 窓から覗けばどれかが見えるのだ ところが近頃はこの駅名が書いてある場所が少ないとかんじる これは今は 車内のドアの上に LEDを使った電飾文字で日本語と英語で次は××と書いてあるし 次は××ト車内アナウンスもあるので 駅構内は簡略化しているのであろう しかし ぼんやりしていると馬耳東風で気がつかない ついつい 窓越しに駅の名を探すのだ これは私のような年配者が長い間に習慣になっているのでしかたがない
ドアのところの電飾サインは すいているときは良く見えるが 混んでいると 背の高い人が視界をさえぎり よく見えないこと多い それで 習慣的に窓越しに駅名を探すことになるのである つまり 車内は親切になったが 贅沢なことを言って申し訳ないが プラットホームは老人に親切でない