想定内

能に船弁慶がある その中で滅ぼされ平知盛の亡霊が洋上に現れると ”そのとき義経少しも騒がず“ という有名なフレーズが出てくる これから ”そのとき 菅さん 少しも騒がず“ と言うフレーズが頭にひらめいた
何を言っているのかと言うと 更新された原発問題の収束行程のことである 1号機の中に入って見たら メルトダウンが明らかになり 圧力容器だけでなく格納容器まで穴が開いているらしく 全体を冠水させる方法は不可能となり 仕方がないので 漏水している水を循環させてこれで冷却する方法に変えた より複雑な工程に変わったのだ それなのに菅さんの発言は 少しも騒がず 工期の変更はありません 来年の1月までには安定した状態になるでしょう これはきわめて不思議なことである 工事が容易でも 複雑でも工期が同じなどと言うことがあるのだろうか
考えられるのは 1部の専門家が言っているように メルトダウンと穴が開いていることは最初の早い段階で分かっていた だから工程の変更は想定内であった つまり 来年の1月とまでと言う工期は 水冠法 と 汚水循環法の 最小公倍数的な日程であった このように解釈すると 菅さんが落ち着いていたわけが説明できる もちろん これは想像の段階です ようするに 方法はどうでもいい 1日も早く収束することを願うだけである