コミュニケーション

毎日 もと川だった細長い公園を歩いている 数多くの犬を連れた人に出会う これらの愛犬家たちが出会うと お互いに声をかけあう 中にはお互いに立ち止まって 長々と話し合っているのを多く見かける この人たちは自分と同じ心を持った人を見つけて 親しみを持ち 共通の話をして交流をしているのだと思う その媒体となっているのは犬である 犬を通じてコミュニケーションの場が出来る
私は月に一度 新橋にあるアレルギークリニックに行く 喘息の発作が出ないようにするためである 待合室で iPoD の本を開いて見ていると 看護婦さんの1人が声をかけてきた あら iPoD ですか 私も持っています いろいろのことが出来て楽しいですね 私は いや 年をとってからなので 今勉強中なのですが なかなか難しくて大変です
ケイタイを自在に操っている若い看護婦さんには そんなに難しくはないのだろう
しばらくすると 年配のレントゲン技師が出てきた 私の前を通ると 親しそうに iPoDを買われたのですね 実は私も買いました と話しかけてきた これは驚いた このクリニックは週代わりのお医者さん2人と 看護婦さん 事務員 レントゲン技師などをふくめて5人程度の小さなクリニックである その中で2人のiPoDの使用者がいるとは
レントゲン技師は 彼よりさらに年配の私が同じ趣味を持っていたので嬉かったのだろう 何処でもインターネットにつなげる ポケットWiFiも見せてくれた
渋谷に ジャンボ餃子を食べさせてくれる店がある ここの餃子はにんにくを使っていないので大量に食べても安心である ここでもiPoDの本を開いていたら 店員が話しかけてきた iPoD ですか 凄いですね 失礼ですがかなりお年なのに いや 苦労していますと私 iPoDを媒体として3人の人に声をかけられた 愛犬家たちがお互いに話し合っている意味が分かったような気がする