懐かしの味（小豆アイス）

氷小豆　と　小豆アイス　外人が聞くと　カレーライス　と　ライスカレー　みたいに同じものだと思うかもしれない　しかし　氷小豆は　カキ氷の1種で　小豆アイスは　シャーベットの1種だと思う　どちらも好きだが　私は小豆アイスが特に好きである
子供のころ　恵比寿に玉川屋　という餅菓子屋があり夏になると　おじさんが　アイスクリームや小豆アイスを　丸いしゃもじのようなものでしゃくって　ピンクや緑の最中の皮に入れてくれる　最中の皮から　アイスがはみ出しているのが嬉しかった
渋谷の旧文化会館の中に　立田野　があり釜飯を食べた後　小豆アイスを食べた　銀座の若松でも小豆アイスを注文　上野の甘味店三橋でも小豆アイス　
上野の松坂屋前になんと言う店だったか忘れたが　懐かしい最中アイスを売っている店があり　店の前のベンチでお婆さんたちがそれを食べていた　私も小豆アイスの最中を買い　お婆さんたちに仲間入りをさせてもらった　溶けたアイスが　手につくそれを舐めながら　なんとなく　幸せの感じを味わった　この幸せで安堵の感じは何処から来るのだろうと思った　おそらく　懐かしさというのが幸福感につながるのだろうと考えたのを覚えている　何年も前の話で　今はその店は無い
前にレモンシャーベットをセブンエレブンで買ったとき　小豆アイスのバーの買ってきた　井村屋のもので　これはおいしい　小豆がたっぷりあり　甘さも十分　冷たいものは食べたとき　甘さを感じる舌の感覚が鈍るので特に甘くしてある　薄味がはやっている近頃にこれは嬉しかった