世界柔道

世界柔道2010は昨日閉幕 日本は金10 を含めて 23個のメダルを取る快挙を成し遂げた その理由に 地元開催 各階級それぞれ2人の選手が出られたこと 篠原監督の力量などが挙げられている しかし ルールが変わり JUDO から 本来の柔道になったことが最大の原因ではないだろうか?
2004年アテネ オリンピックでは日本は8個の金を得た これはまだ JUDOより柔道の規則が残されていた JUDO は 最初から 諸手で相手の足をつかみ倒すという諸手刈りなどが用いられて とにかく相手の背中を畳につければ勝になる レスリングのような柔道になりつつあった この傾向をいち早く見抜いたのは 石井慧であった 2008北京オリンピックで 66級の内柴選手除いて 他の柔道家がすべて敗れるなかで かれはJUDOの技を身に着けて 100超級で金を獲得して わずかに日本の名誉を保った しかし彼の柔道は きれいな1ぽん勝ちというよりは 勝ちにこだわった柔道であった
このレスリングと合体したようなJUDOは 柔道本来のものではないという主張が認められて今度の快挙となった 1時は日本柔道の危機説が唱えられたこと思えば 久々の朗報である
今度の柔道大会を見ていて感じたのは 新旧の交代である 重量級の女王 塚田真希には かつての強さはなく かわって圧倒的な強さを見せたのは 杉本美香で 78級と超級で2つの金を取った 100k級の鈴木桂冶にも昔の強さがなく かわって 穴井 上川などが出てきたことである