恥ずかしながら 私の音楽的教養は高くない と言うのは昔の音楽教育が唱歌といって 楽典などは教えてくれなくて 単に先生が教えるとおり歌えれば充分であったことも原因していると思う 
現代の若者たちが夢中になっている エグザイルなどの歌も違和感を覚える かなり前に ピンクレディーの なぎさのシンドバッド と言う歌を 覚えようとしたことがあった いくらまねしても歌えないのである 演歌の類なら 何回か聞くと歌うことができた なぎさのシンドバッドが歌えないのは どうも楽譜やテンポが複雑で覚えられないのだとの結論に達した 私の理屈では こういう複雑な楽譜のものは 真似するのが困難で プロの歌手が歌うのを聞くと言う 一方的なものであると決め付けた
ヨナ抜き音階と言うのがある ドレミファソラシド の4番目の音ファ と 7番目のシを抜いた音階である 日本の歌謡曲や童謡の大部分がこの ヨナ抜き音階でできていると言う オルガンで 童謡の 雨降りお月さん のメロディーを弾いたとき わかったことがある 黒鍵だけで弾けるのである あとから これが ヨナ抜き音階の特徴だと聞いた 黒鍵だけなので 楽譜が読めない私でも 操作が簡単で 弾くことができるのである
歌もこれと同じように思える つまり 音階が単純 したがって 楽譜の単純なものは 覚えやすくて すぐに歌いやすい 演歌世代と言われている 私の年代が 演歌や歌謡曲が いいと思うのは 歌を聴くだけでなく 歌うことができるからだと思うのである