これでいいのだ

36歳の魁皇がなかなか がんばっている 3勝していたが 新鋭の把瑠都に 昨日 押し出されてしまった 私は 魁皇が どうも 土俵際の粘りがないなと思った   勝つときは 強いのであるが 負けるときがあっけなく感じるのである 天才バカボンのせりふを借りると ”これでいいのだ”と思う
土俵際で粘りに粘り 弓なりになり あの大きな把瑠都に重ね餅になられて 土俵の下に落下することを考えると 怪我をする可能性が高い 彼はこれを避けたのだと思う?
99%負けがわかっていても 最後に王様が動けなるまで指すのが素人の将棋である プロの将棋を見ていると まだ負けてもいないのに 投了ということになる 後からの解説で なるほど 何手か先に王がつめられるのがわかる 素人は先が読めないのである
魁皇は前に何回も怪我をして 何回も角番に追い込まれた しかし これまで長い間 大関として力士生命を保ってきた 90%負けが読み取れたとき 決して無理をしないという事を経験上 身に着けたのだと思う
相撲は大変怪我の多いスポーツである 多くの角界の逸材と言われた人が 怪我のために 途中挫折して消えていった
魁皇には これからも なるべく角界にとどまってほしいと思う がんばれ 魁皇