不況

私は経済や金融のことはよくわからない だが 私の古い知識では 経済(狭い意味で商業)は 誰かが損をすれば 別の誰かが得をする というものである たとえば ガソリンが値上がりして 買う人が損すると アラブ諸国産油国が得をする というように これはわかりやすい
ところが 今 世界は同時不況だという 世界の全部の人が損をしていることになる これは私の素朴な経済の知識ではわからないのだ
誰か 得をした人がいるはずだと思い 素人なりに 素朴な考えを展開してみた アメリカの サブプライムローンが引き金になって起こってといわれている
サブプライムローンは アメリカの持ち家を買う能力のない人に 家を建てるお金を貸して どんどん家を建てさせた 銀行は建てた家を担保としたのである そしてどんどん家を建ててゆく 家が担保として値打ちがあれば それでよかったのだが 家の値打ちが急落して 制度が崩壊した 
これまでを考えると どんどん 家を建築した業者は そのとき得をしたことになる またお金がないのに よい家に住むことができた人も そのときだけは 得をしたことになる 
しかし この2つの過去の得が 今の損に どうして 世界不況にまで増幅したのであろう 損の部分が途轍もなく大きいので 不思議でならない
いまや 日本の世界に誇る優良企業 トヨタ ソニー キャノン なども大変なことになっているらしい 派遣社員が大量にカットされるという なぜそうなってしまったのだろう